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アイドルマスターDS "ディアリースターズ" 【対応ハード】 ニンテンドーDS 【発売日】 2009年9月17日 【価格】 6,279円(税込) 【ジャンル】 アイドル育成アドベンチャー 【メーカー】 バンダイナムコゲームス 【メーカー】 バンダイナムコゲームス 【CERO】 C(15歳以上対象) 【同時プレイ】 1〜16人(予定) 【通信】 Wi-Fiコネクション、DSワイヤレスプレイ対応 練習ページ SandBox -- 編集をお試しください InterWikiSandBox -- InterWikiを試してみてください PukiWikiについて PukiWiki -- PukiWikiのご紹介 ドキュメント ヘルプ -- PukiWikiで編集するには? テキスト整形のルール(詳細版). プラグインマニュアル.
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入れ違いとすれ違い ◆xXon72.MI. 千葉紀梨乃と坊屋春道の二人は、氷川村を目指して歩いていた。 「トイレって言ってたんで、またお腹痛くなったのかと思っちゃいましたよ~」 「ああ、腹はもう大丈夫だ。キリノちゃんのくれた薬のおかげだな」 口の端を「んっ」と持ち上げ、猫の口のような形にさせながらそう言う紀梨乃に対し、 春道は腹をポンポンと叩いて答え、「はっはっはっ」と笑う。 正午に行われた放送の内容は二人に大きな動揺を与えたが、 春道がトイレだと言って紀梨乃と離れていた間に二人とも持ち直したようで、 今では、そんな風に他愛の無いやり取りが出来るようになっていた。 「…………」 それでも、ふと会話が途切れると紀梨乃の頭には剣道部の仲間達のことが浮かんできて、 言いようの無い不安が心を支配する。 (サヤ、タマちゃん、ミヤミヤ、ダンくん) 今回のプログラム、室江高校からは明らかに剣道部のメンバーが選ばれている。 そして、今回室江高から選ばれた全員の入部届けを書いた、又は書かせたのは紀梨乃だった。 (……サヤ、あたし、どうすればいいのかな?) 中でも、サヤこと桑原鞘子と紀梨乃は小学校以来の親友だ。 紀梨乃は心の中で親友に語りかけ、彼女ならどう返すか想像してみた。 (当たって砕けろだって、やるっきゃないよ!キリノ) そんな抽象的な、勢い任せの一言が返ってくる気がした。 「お、村が見えてきたぜ」 春道が、いつの間にかうつむいて黙り込んでしまった紀梨乃の気を紛らわせようと、 努めて明るい口調で、村が近い事を告げた。 「あそこにキリノちゃんの友達がいるといーな」 「ん~、そうですねぇ。早くみんなに会いたいっす」 笑顔を作って春道に答える紀梨乃だったが、心の中では先ほどの続き。 鞘子に言われた(気がする)言葉への返答を考えていた。 (そうだよね、やるっきゃないよね!) 一つ決心をして、紀梨乃は顔を上げた。その目に迷いは無い。 紀梨乃は「すぅぅ」と大きく息を吸い込み、剣道のかけ声の要領で大声を出した。 「サヤー! タマちゃーん!」 「おお!?」 突然の大声に驚く春道をよそに、紀梨乃は声を出し続ける。 「ミヤミヤー! ダンくーん! 聞こえたら返事してー!」 ■ ■ ■ 川田章吾の眠りは、本当につかの間のものとなった。 周防美琴が出て行ってからそれほどしない内に、女の声によって起こされたのだ。 「うっ……何だ?」 頭の痛みを堪えて、川田は耳を澄ます。 「ミヤミヤー! ダンくーん! 聞こえたら返事してー!」 聞こえてきた声は、周防美琴のものではない。 そしてその声は、段々大きくなってきている。 どうやら、川田のいる診療所に近付いて来るようだ。 (くっ、どうする?) 川田は、つかの間の睡眠によってほんの少しだけ戻って来た冷静な部分をフルに使って考えた。 (今はプログラムの最中、こいつは間違いない) 記憶が混乱していて前後がハッキリとは思い出せないが、 ここがプログラムの会場、殺し合いの舞台であることには違いない。 (近づいて来ているのは、女か。誰かを探しているみたいだが……) 近づいて来ているのは女の声だ。 声の様子から誰かを探しているようだが、殺し合いに乗っているかどうかは不明。 (くっ、頭が……こんな状態では……もし女が殺し合いに乗っていたら) 頭の痛みが強まった気がした。 今の自分はおそらく脳震盪を起こしている。本来なら、数日は安静が必要な状態だろう。 もし、声の主が殺し合いに乗っていた場合、今の自分では大した抵抗も出来ずに殺されてしまう。 (せ、接触は……避けるべき、か) 川田は、痛む頭で何とかそう判断するとデイバッグ他、荷物をまとめて裏口から診療所を出た。 「ぐっ……」 しかし、川田は診療所を出たところですぐに尻餅をついてしまい、裏口のドア付近の壁に寄り掛かって動けなくなってしまった。 安全を期すならもっと離れなければと思うのだが、もう体が言う事を聞かない。 やはり、安静にしていなければ駄目のようだ。 「みんなー、いないのー?」 そうしている内に、声の女が診療所に入って来た。 川田は何とかやり過ごそうと、壁に寄り掛かった状態で息をひそめる。 「あれ~?誰もいないの?」 女の足音が診療所内を移動する。 それに続いてもう一つ、別の足音が診療所内に入って来た。 「誰もいねーのか?」 「う~ん、こんな風に地図に載ってる場所だし、誰かいると思ったんですけどねぇ」 どうやら、男女の二人組だったようだ。 その後しばらく、二つの足音が探し人を求めて診療所内を動いていたが、 やがて、誰もいない事が分かったのだろう。足音が出入り口の方へ移動し始めた。 「やっぱ、ここには誰もいねーみてーだな」 「ですねぇ」 (そうだ、このままどっかに行っちまえ) しかし、そのまま立ち去るかに思えた足音の一つが、川田の思いに反して診療所を出る前に止まった。 「あ~、でも一応、裏の方も確認しときますね」 「そーか」 (な、なに?) 例の男女がそんなやり取りをしたかと思うと、足音(多分、女の方だ)がどんどん川田のいる裏口へ迫って来た。 (くっ、くそ……) 運を天に任せるのは川田の趣味ではないが、こうなってしまうと川田には足音の主が殺し合いに乗っていない事を祈る他なかった。 女がドアノブに手をかけたのだろう、裏口のドアがカチャリと音を立てた。 「おーい、紀梨乃ちゃん」 その瞬間、川田とは反対側、診療所の出入り口付近から男の声がした。 「ん? はーい、なんですか~」 開きかけた裏口のドアが戻され、パタパタと足音が遠ざかっていく。 そして、バタンと出入り口のドアが閉まる音がしたのを最後に診療所内から人の気配が消えた。 (……行ったか) 川田は大きくため息をついた。 ■ ■ ■ 「なんすか~?」 「なーキリノちゃん。あれ、使えそうじゃねーか?」 紀梨乃が診療所から出てくると、春道がやや興奮気味に診療所の向かいにある民家を指していたが、しかし紀梨乃にはそれが普通の民家にしか見えなかった。 「ん~?」 「向こうから来た時は気がつかなかったぜ」 どう反応していいか分からない様子の紀梨乃をだったが、春道はそんな事を言って民家へ駆けて行った。 「ちょっ…………ああ」 春道はその民家の前へ駆け寄ると、家の前に停まっていた原付スクーターをいじり始めた。 どうやら、春道が指差していたのはこちらだったようだ。 (そっか、乗り物があれば……でも、やっぱりカギが無いと動かないよねぇ。 あ、春道くんが家のドアの方に……そっか、家の中ならバイクのカギあるかな? でもドアの鍵が閉まってるみたいだねぇ。って、ドアを蹴破った!?) 春道のそんな行動を見た紀梨乃が唖然としていると、春道はすぐに民家の中から出てきた。 どうやら原付のキーは、玄関を入ってすぐの所にあったようだ。 そして春道が原付に差し込んだキーを捻ると、ブロロロと原付のエンジンが回り始めた 「おし! キリノちゃん、これに乗っていこーぜ!」 「え~、でも……」 原付に跨り、紀梨乃にも後ろに乗るように勧める春道だったが、紀梨乃は躊躇していた。 人の原付、ノーヘル、二人乗りなどに関しては、灯台で色々と物色した物を持ってきている時点で今更だが……。 「荷物も多いし、二人乗りは危なくないですか?」 もう少し荷物が少なければ問題ないだろうが、紀梨乃の言う通り、今は荷物が多く二人乗りは危険そうだ。 「ムムッ、そーか」 紀梨乃との二人乗りを断られた春道は少し残念そうだったが、 すぐに顔を上げてキョロキョロと辺りを見渡すと、エンジンのかかった原付をそのままに、 他の家の方へ走り出した。 「あ、また……ん~、まさか」 その家の横にも原付が止まっているのが見えた時点で、春道が何を考えているのか察しのついた紀梨乃はその場で待つ事にした。 案の定、しばらく待っていると春道が原付をもう一台調達して紀梨乃の所へ戻って来た。 「紀梨乃ちゃんの分、持って来たぜ」 「は、はぁ」 意気揚々と戻って来た春道の気持ちはありがたい紀梨乃だったが、一つ問題がある。 「でも、あたしスクーターとか乗ったことないですよ~」 無免許などはこの際置いておくとして、紀梨乃は今まで原付を運転したことが無かった。 「大丈夫だって、チャリと全然変わらねーからよ。チャリには乗れるだろ?」 「まあ、いつも通学で乗ってますけど」 「ならへーきだって。ちょっと乗ってみよーぜ」 「ん~分かりました、乗ってみるっす!」 軽いノリで勧めて来る春道に、紀梨乃の方が折れた。 それに、紀梨乃の方もまんざら興味が無いわけではない。 「ブレーキはチャリと同じな。で、右のグリップが……」 簡単に原付の乗り方を春道から教えてもらい、いよいよ紀梨乃は原付に跨った。 「それじゃ、行きますよ~……っとと、お、おおぉぉぉ」 紀梨乃が原付のスロットルを捻るとエンジン音が高まり、紀梨乃を乗せた原付が走りだした。 走り出すときだけ少しふらついた紀梨乃だったが、スピードが上がってくるとバランスを取り戻し、そのまま50メートルほど走った後Uターンして春道の所へ戻って来た。 「ウマイウマイ。な、簡単だろー」 「あはは、これなら何とか乗れそうですね」 少し走っただけだが、紀梨乃は春道に笑顔でそう答えた。 「それじゃ、紀梨乃ちゃんの友達探しに行こーか。まずは村ん中探してみるんだろ?」 「そうですね~。あ、でも南側はもうすぐ禁止エリアになるんで、探すなら北側ですね」 「よし」 そうして、二人は原付に乗って村の中を探索するのだった。 (二人乗りは駄目だったが、女の子とツーリングってのも悪くねーな。ムフフ) などと春道が考えていたかどうかは、神のみぞ知る。 十数分後。 「結局、誰も見つかりませんでしたねぇ」 村の北側を一通り回った紀梨乃と春道だったが、収穫はゼロ。 紀梨乃の室江高メンバーはもちろん、春道の鈴蘭高校の生徒も、他の学校の参加者とも、 誰とも出会わなかった。 「この村には誰もいねーのかもな」 「むぅ、仕方ないですね。それじゃあ、次の村に行ってみましょうか」 そう言って紀梨乃が地図を広げ、春道もその地図を覗き込んだ。 「次っつーと、この平瀬村か」 「はい。あ、でもここ、H-3が禁止エリアになるんですね。時間はまだありますけど」 今、紀梨乃達がいる氷川村と平瀬村とを最短距離でつなぐ道は、これから約二時間後に禁止エリアになる。 時間的には余裕があるが、もしもその場で何かあって動けなくなったらと考えると、その道を通るのは危険かもしれない。 「……ちょっと怖いし、まずこっちの鷹野神社に行って、それから回り込みませんか?」 「フム、紀梨乃ちゃんがそう言うなら、オレは構わねーぞ」 こうして二人は、鷹野神社を目指して原付を走らせるのだった。 【I-5 道/1日目 午後】 【千葉紀梨乃 @BAMBOO BLADE】 [状態]: 健康 [装備]: 短刀 、原付スクーター [道具]:デイバッグ、支給品一式、チャッカマンなどの雑貨数点、常備薬 [思考] 基本:殺し合いはしない。 1:室江高校のみんなを探す 2:そのために島を一周する。次は鷹野神社経由で平瀬村へ 3:春道は、信用できそうだと思っている [備考] ※春道から、加東秀吉以外の鈴蘭高校出身者の特徴を聞きました。 【坊屋春道@クローズ】 [状態]:健康 [装備]: ワルサーPPK、改造ライター(燃料:90%)、原付スクーター [道具]:デイバッグ、支給品一式、救急箱、缶詰、私物のタバコ、ワルサーPPKのマガジン [思考] 基本:キリノと仲を深める 1:キリノを守る 2:電話番号をもらう 3:できれば、その先も…… [備考] ※紀梨乃から、室江高校出身者の特徴を聞きました。 ■ ■ ■ 原付に乗って走り去る二人を、物陰から見ている男がいた。 彼の名は花澤三郎。 鈴蘭高校一年生で、春道の後輩だ。 「坊屋さん……」 花澤は春道が他の学校の生徒と行動を共にしているのを見て、やっぱりなと思った。 そんな気はしていた。 春道の性格なら、こんな殺し合いに乗ったりはしないだろうと、分かっていた。 だから、出来れば殺し合いに乗っている自分を見られたくなかった。 そして花澤は、春道に話しかける事も出来ず物陰に隠れてしまったのだ。 (また、殺せなかった……) せっかく伊藤真司を禁止エリアに置き去りにして覚悟を決めた花澤だったが、 あこがれの先輩である春道の連れを殺すことは出来なかった。 (……坊屋さん、オレはあなたとは別の道を行きます) 春道達が見えなくなると、花澤は春道が走り去った道をあえて反対側へ歩き出した。 (次こそは、次こそは殺す!) 心の中で自らを叱咤し、花澤は歩き続けた。 【H-7 焼場付近/1日目 午後】 【花澤三郎@クローズ】 [状態]:喧嘩のダメージ(中度) 疲労 [装備]:ショットガン(SPAS12) アーミーナイフ [道具]: デイパック・支給品一式、単車のキー、ランダムアイテム1(武器ではない) 結束バンドの束 [思考] 基本:仲間を生かして帰す 1:次こそは殺す、殺せる、ころせる……! 2:最低の男になってでも、仲間と生き残る 3:坊屋さん…… ■ ■ ■ 「くぅ、取れない!」 氷川村、J-6エリア。 木の根元で、周防美琴は伊藤真司の指に巻き付いた拘束を何とか解こうと悪戦苦闘していた。 この場所が禁止エリアになるまで残り数分。 しかし、伊藤をこの場に拘束している結束バンドは一向に外れない。 焦りばかりが募っていく、そんな時だった。 「なあ周防、何か聞こえないか?」 「何かって?……あ!」 バイクのエンジン音のような音が聞こえた気がして、伊藤が発した言葉に美琴が顔を上げ、そして気がついた。 確かにエンジン音は美琴も聞こえたが、今はそれどころではない。 美琴が気付いたのは、すぐ近くに民家が一軒建っているということだった。 「ちょっと待ってろ!すぐ戻る!!」 「あ、ああ」 そう言い残し、その民家へダッシュする美琴。 そして民家にたどり着くと、すぐさま中を物色した。 「何か、何か無いか!?……あった!」 そして美琴はごく普通のハサミを見つけると、すぐにそれを持って伊藤のもとに戻った。 ハサミを入れると、素手ではあれだけ苦労しても外れなかった悪魔の拘束がパチンと音を立ててあっけなく外れた。 「よし、伊藤、走れ!」 「え?」 伊藤の拘束を解いた美琴は、伊藤に肩を貸して立ち上がらせると、 戸惑う伊藤に、今まであえて言わずにいた事実を告げた。 「いいから走れ!ここはもうすぐ禁止エリアになるんだよ!」 「なに!?」 そうして二人は全力で走った。 「はぁ、はぁ、はぁ……」 「ハァ、ハァ、ハァ……」 花澤三郎と殴り合った伊藤はもちろん、美琴も水を持って走ったりして疲れていたが、 二人とも、悲鳴を上げる体に鞭打って走った。 途中、美琴が一度見た口の開いたデイバッグが落ちていたが、 その場所がJ-6の外である保証は無かったため、それには構わず走った。 やがて、氷川村のもっとも南側にある道にたどり着くと、二人はそこに倒れ込んだ。 「はぁ、はぁ……、よし……ここまで来れば、大丈夫だ」 地図にあるエリアの境界には、実際に線が引いてあるわけではないので、 どこからが禁止エリアになるのか参加者には分からない。 しかし、美琴の記憶では道路にさえ出れば、そこはJ-6エリアではなかったはずだ。 「ハァ、ハァ、周防……俺を助けるために、危険を……」 禁止エリアの中に拘束されていた自分を、周防は命がけで助けてくれた。 伊藤はその事に感動し、尊敬の念を込めた視線を美琴に送っていた。 「そ、そんな、改まって言われると……照れるじゃねーか! ま、まあ気にすんな!!」 美琴は、照れ隠しに伊藤の背中をバンバンと叩いた。 「イテテテ」 それが花澤にやられた傷に触り、顔をしかめた伊藤を見て美琴は診療所へ伊藤を連れていくことにした。 残してきた川田の事も気がかりだ。 「悪い、大丈夫か?この先に診療所があるから、とにかくそこへ」 「ああ、分かった」 美琴は立ちあがると、再び伊藤に肩を貸して診療所へ向け歩き出した。 あのエンジン音はもう聞こえなくなっていた。 「ところで、さ。一体、誰にやられたんだ?」 少し歩いたところで、美琴がそれまで聞き辛かった話を切り出した。 美琴も遠目には犯人を見ている。伊藤を引きずっていたあの男。 伊藤とあの男は戦い、そして伊藤が敗れたのであろう事は、美琴にも想像がつく。 そのことで、伊藤のプライドは少なからず傷ついたはず。 しかし、今後の事も考えると聞かないわけにはいかない。 そして、聞くなら早い方がいい。 「……花澤とか言ったな」 「…そいつ、殺し合いに乗ってるんだよな」 「……だろうな。やり合ってた時には、そんな風に思えなかったんだが」 負けた喧嘩の事を女に話すのは気が引けた伊藤だが、美琴は命の恩人だし、 相手が殺し合いに乗っているとなれば、知っている情報は話しておくべきだろう。 そう考えた伊藤は、自分が分かる限りの事を美琴に話した。 「でも、なんで禁止エリアに置いて行くなんで方法を……」 「分からねーけど、大方、直接手を汚すのを嫌ったんじゃねーか?」 「くっそ……と、あそこだ、診療所」 花澤についての話が一通り終わったところで、二人は診療所にたどり着いた。 「あれ?川田?」 中に入ると、川田章吾の寝ていたはずのベッドが空だった。 「川田って?」 「ああ、話してなかったな。川田ってヤツをここに寝かせておいたんだ。 そいつ、怪我しててさ。動ける状態じゃなかったはずなんだけど……」 そう言って、美琴達が診療所の中を見渡していると、裏手の方から声がした。 「こ、こっちだ……」 「……川田?」 美琴が診療所の裏口を開けると、外に川田がデイバッグを抱えて座り込んでいた 「川田、どうして?」 「……他の、誰かが、来て……隠れた」 「そうか、分かった。とにかくベッドへ行こうな。これからはアタシが見張ってるから」 「ぐっ」 美琴は川田に肩を貸して元のベッドへ連れて行くと、まだ調子の悪そうな川田を寝かせた。 ベッドに横になると川田は目を閉じ、間もなく寝息をたて始めた。 やはり、まだ起きていられる状態ではなかったようだ。 「そいつが川田か」 「ああ、頭を強く打ってるみたいなんだ」 「そうか、可哀相に」 まさか、自分の投げたバットが命中したとは露ほどにも思わない伊藤がそんな事を言う。 「さてと、伊藤の方も手当てしないとな。ここなら包帯とかもあるし」 そんな伊藤に対し、診療所内にある薬などを確かめながら美琴が言った。 「それじゃあ伊藤、服脱いでくれ」 「え?」 【I-7 診療所/1日目 午後】 【川田章吾@バトル・ロワイアル】 【状態】後頭部に強い打撲 発熱 眠っている 【装備】金属バット 【道具】デイパック、支給品一式 タバコ コンドーム一箱 鍋のふた 【思考】 基本:自分の記憶の破綻に気づき、混乱している 1:頭が痛い痛い痛い 2:おれはだれなんだ 3:けいこ 補足: 川田は放送のため、自分の記憶の破綻に気づきました。そのため、自分が何者なのか、 ここがどこなのか、わからなくなっていますが、少なくともプログラムに参加している事は理解しています。 今は若干落ち着いて眠っていますが、次に目覚めたときに元の川田に戻れるかどうかは わかりません。 【周防美琴@スクールランブル】 【装備】: 【所持品】 支給品一式、ロープ 【状態】:拳に軽症、疲労 【思考・行動】 基本:仲間を探す。襲ってくるものに容赦はしないが殺しはしない 1:伊藤の手当てをする 2:川田の様子が気になる 3:同じ学校の仲間を全員探したい 【伊藤真司@今日から俺は!】 【装備】: 【所持品】 【状態】:全身打撲(右腕の打撲は特に重傷)、拳に軽傷 【思考・行動】 基本:全員助ける。手段等は人を探しつつ考える。 1:脱ぐの……? 2:人は絶対に殺さない 3:マーダーに会っても根性で説得 56:深く静かに 投下順で読む 58:盗聴!発射!回復! 54:それぞれの事情とそれぞれの結末 後編 時系列順で読む 58:盗聴!発射!回復! ▲
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風来のシレンDS攻略Wikiサイトへようこそ 本サイトはニンテンドーDS用ゲームソフト『不思議のダンジョン 風来のシレンDS』の攻略情報Wikiです。 このサイトの編集は全ての方が可能です! みんなで更新して充実したサイトになればいいなと思っております、ページ更新の際は変更点などを更新履歴に 記入するようにお願いします。 みなさん、ダンジョン楽しんでいますか? 立ち寄った記念に風来坊の宿帳(ゲストブック)への記帳、掲示板への書き込みもよろしくお願いいたします。 キャラクター人気投票作成しました。皆様の清き一票をお待ちしております 商品情報 不思議のダンジョン 風来のシレンDS 商品名 不思議のダンジョン 風来のシレンDS 機種 ニンテンドーDS ジャンル 不思議のダンジョン 発売元 株式会社セガ 開発元 株式会社チュンソフト 発売日 2006年12月14日 価格 5040円(税込) 公式サイト 不思議のダンジョン 風来のシレンDS公式サイト 製品情報(セガ) 製品情報(セガ・チュンソフトポータルサイト)
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絶叫戦士サケブレイン キャラクター コメント 任天堂がクラブニンテンドー特典として配布するニンテンドーDS用非売品ゲームソフト。クラブニンテンドーのポイントを交換することで入手でき、必要ポイントは500ポイント。 強力な攻撃や変身をするためには声を出すので必ず音技を覚えさせること。 キャラクター ブースターorヒトカゲ:炎のスザク シャワーズorグレッグル:水のセイリュウ 他の戦士に比べてパワーが低めだがスピードが速いので性格おくびょう推奨 エーフィorプリン:風のビャッコ 同上 リーフィアorフシギダネ:土のゲンブ 他の戦士に比べてスピードは遅めだがパワーが強いので性格ゆうかん推奨 サンダースorピカチュウ:光のキリン コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る キャラクターとだけ書かれた荒らしコメントを削除 -- (名無しさん) 2021-01-20 21 50 21
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せんとう!ゲーチス 収録作品:ポケットモンスター ブラック・ホワイト[NDS]/ ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2[NDS] 作曲者:増田順一 編曲者:一之瀬剛 概要 ポケモンなんて 便利な モノを 解き放って どうすると いうのです? 確かに ポケモンを 操ることで 人間の 可能性は ひろがる それは 認めましょう だからこそ! ワタクシだけが ポケモンを 使えれば いいんです 『ブラック・ホワイト』及び『ブラック2・ホワイト2』の敵組織『プラズマ団』真のボス、ゲーチスとの戦闘曲。 ゲーチスという人間は、ポケモンシリーズの中でも屈指の外道・絶対悪と言えるキャラクター。 上記のセリフも、ポケモンの解放という表向きの目的の裏で画策していた本性を露呈する際の発言。 そんな彼を象徴するように、全体を通して重厚で壮大な雰囲気を持つ一曲である。 後半になると入る、サンプリングボイスによるゲーチスの名を歌うバックコーラスが最大の特徴。 ポケモン本編シリーズでは初めてボイスが使われたBGMであり、今までの戦闘曲とは一線を画すこの演出は多くのプレイヤーに絶大なインパクトを与えた。 『ウルトラサン・ウルトラムーン』にてゲーチスが再登場した際は、原曲に忠実なアレンジ版が使用された。 音の迫力・重厚さが増しており、より威厳の感じられる曲となっている。 今度こそ! だれが なにを しようと! ワタクシを とめることは できない! 『ブラック・ホワイト』の続編である『ブラック2・ホワイト2』では大胆にアレンジされて登場。 こちらは大幅にテンポアップしており、イントロからいきなり流れるバックコーラスや荒々しく鳴り響くパーカッションなど、前作とは打って変わって非常に激しく、狂気さえ感じられるアレンジに仕上がっている。 BWがゲーチスのボスとしての威厳を表現する曲なら、BW2は追い詰められたゲーチスの焦りを表現する曲といった所だろう。 計算済みですとも 『ポケモンマスターズEX』では、ゲーチス&キュレムの登場と共にアレンジ曲が実装された。公式twitterで一部を聴くことができる。 BW2をベースに、イベントBGM『ゲーチスの野望』を組み合わせたリミックスとなっている。 激しく焦燥感を煽るメロディラインで展開される、BW2から更に強化されたアップテンポなアレンジである。 余談だが、実装の際のイベント「黒白の親子が求めた解」がよりにもよってこどもの日の前日に当たる5月4日という、冗談としか思えない日に開催されている。 過去ランキング順位 第6回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 461位(BW2) みんなで決める2010年の新曲ランキング 148位(BW) みんなで決める2012年の新曲ランキング 49位(BW2) みんなで決める2017年の新曲ランキング 134位(USUM) みんなで決める2021年の新曲ランキング 278位(ポケマスアレンジ) みんなで決めるラストバトルBGMベスト100 64位(BW) みんなで決めるポケットモンスターBGMベスト100 67位(BW2)、132位(BW) みんなで決めるニンテンドーDSの名曲ランキングベスト100 264位(BW2)、279位(BW) 第2回みんなで決めるラストバトルBGMベスト100 238位(BW) 第2回みんなで決めるポケットモンスターBGMランキング 222位 収録サウンドトラック ニンテンドーDS ポケモンブラック・ホワイト スーパーミュージックコレクション ニンテンドーDS ポケモンブラック2・ホワイト2 スーパーミュージックコンプリート 関連動画 【公式】『ポケモンマスターズ EX』悪の組織イッシュ前編が開始! 【公式】『ポケモンマスターズ EX』「Pokémon Masters EX Best Battle Beats Collection」Vol.2
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ここは、日本一ソフトウェアより発売されたシミュレーションゲーム 「ザ・コンビニDS 大人の経営力トレーニング 」 の攻略情報を纏めるWikiです。 協力して、よりよい経営を目指しましょう。 シリーズ累計140万本出荷の国内No.1経営シミュレーションゲーム! タイトル:ザ・コンビニDS 大人の経営力トレーニング ジャンル:経営シミュレーション メーカー:日本一ソフトフェア 発売日:2008年秋 機種:ニンテンドーDS 価格:4800円(税込み5040円) 公式:http //nippon1.jp/consumer/convenids/index.html ポイント①:タッチペンで手軽に店の内装変更! ポイント②:ローソンが経営できる!
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☆トップページ 発売日 2008/01/03 機種 ニンテンドーDS 開発元 ネバーランドカンパニー 発売元 マーベラスインタラクティブ 価格 5080円 対象年齢 A(全年齢対象) キャラ別攻略 ダンジョン 依頼 金の儲け方 データ 裏技・小技 -
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マリオ ルイージRPG2 とは、【ニンテンドーDS】?用のゲーム。 概要 ストーリー ゲームシステム キャラクター 主要人物 敵 関連作品 紹介動画 リンク 移植・リメイク コメント 概要 マリオ ルイージRPG2 他言語 Mario Luigi Partners in Time (英語) ふりがな まりお あんど るいーじ あーるぴーじー つー ハード 【ニンテンドーDS】? メディア DSカード ジャンル ブラザーアクションRPG 発売元 任天堂 開発元 アルファドリーム プロデューサー 宮本茂水野哲夫 ディレクター 窪田博之 プレイ人数 1人 発売日 2005/12/29 (日本) 値段 DS 4,571円(税別)WiiU 968円(税込) レーティング CERO 全年齢対象 対応機能 DS振動カートリッジ シリーズ マリオシリーズ 移植・リメイク 【Wii U】? 【バーチャルコンソール】 日本販売数 約43万本 【ニンテンドーDS】?向けに発売したマリオシリーズの1作。 【マリオ ルイージRPG】の続編。本作では【マリオ】と【ルイージ】に加え、【ベビィマリオ】と【ベビィルイージ】も加えた4人パーティで冒険をする。 パッケージなどでは「マリオ ルイージRPG2×2」と記載されているが、「×2」の部分はタイトルに含まれない。 ストーリーはタイムスリップと、凶暴な宇宙人・【ゲドンコ星人】との抗争を主軸としており、マリオシリーズの中でもとりわけSF要素が強い。 更にゲドンコ星人が凶暴で攻撃性が高く話も通じないため、マリオシリーズの中でも特に荒廃とした世界観である。 ただし、話のノリやキャラのリアクションは前作同様コミカルで、ツッコミどころのある展開も多い。 難易度は前作よりも高めに設定されている。また、ミニゲームが減少しており、隠し要素もほとんど無いため、前作以上にアクションRPGとしてはストイックな作品である。 上記の点から日本での評価は割れているが、SFを大々的に取り扱ったためか北米では携帯ゲームソフトの中でもかなり高い評価を得ている。 2009/02/11には続編の【マリオ ルイージRPG3!!!】が発売された。 リメイクが飛ばされたため、マリオ ルイージRPGシリーズの中では唯一【ニンテンドー3DS】?で発売していない。 ストーリー ある日、キノコ王国で、天才発明家オヤ・マー博士がタイムマシンを発明しました。 その原動力は「コバルトスター」!! よろこんだピーチ姫は、さっそく過去のキノコ王国へと旅立ち、それを見たキノじいは心配のあまり倒れこんでしまいました。 そこへ現れたのが、ボロボロになったタイムマシンとナゾの宇宙人。 しかも、ピーチ姫の姿はどこにもありません。 博士によると、姫はまだ過去の世界にいるようです。 城の中には、過去へつながっているというタイムホールも発見されました。 そこで、マリオとルイージの出番です! タイムホールへ飛び込んで、新たな冒険の始まり始まり!! 過去の世界で出会い子どもの頃の自分たち───ベビィマリオやベビィルイージと共に力を合わせて さあ、ピーチ姫を救い出しましょう! ゲームシステム 基本部分は前作と同じ。 4人でアクション本作はA・Bボタンだけでなく、X・Yボタンも使用して4人でアクションを行う。戦闘中では大人側がベビィ側をおんぶした状態で戦い、その際にはアクションコマンドに応じて4ボタンを使い分ける。 ブラザーアイテム本作ではブラザーアタックを全て「ブラザーアイテム」という消費アイテムで行う。そのためBPは廃止されており、先に進んでショップで購入すれば新しい技が使えるようになる。 マメとゲラコビッツ・サロン前作のスタビシステムは廃止され、マメは1種類のみになった。現代のキノコ城地下でゲラコビッツ・サロンを開いている【ゲラコビッツ】に渡すとアイテムと交換して貰える。 キャラクター 主要人物 【マリオ】 【ルイージ】 【ベビィマリオ】 【ベビィルイージ】 【ピーチ】 【ベビィピーチ】 【キノじい】 【オヤ・マー博士】 敵 【ゲドンコ星人】 【ゲドンコ姫】 【ゲドンコ姫(姉)】 【クッパ】 【ベビィクッパ】 【カメック】 他のキャラクターは【マリオ ルイージRPG2】/キャラクターを参照。 関連作品 【マリオ ルイージRPG】…前作 【マリオ ルイージRPG3!!!】…次回作 紹介動画 リンク 公式ホームページ 移植・リメイク 【バーチャルコンソール】【Wii U】?向けに2015/06/10から配信。 コメント 名前 全てのコメントを見る?
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『ラブプラス』(Loveplus)は、2009年9月3日にコナミデジタルエンタテインメントからニンテンドーDS向けに発売された恋愛シミュレーションゲーム。 本項では次に挙げる作品についても記述する。 次回作にあたる『ラブプラス+』 ニンテンドー3DS用ソフト『Project ラブプラス for Nintendo 3DS』 iPhone/iPod touch向けアプリ『ラブプラス i』 アーケード版『ラブプラス アーケード カラフル Clip』 メダルゲーム『ラブプラス MEDAL Happy Daily Life』 キャッチコピーは「国民的G・F(ガールフレンド) デビュー!!」。『ラブプラス+』のキャッチコピーは「日本全国ラブプラス現象(まつり)!!」。 wikipedia参照 詳細は、公式ホームページをご覧下さい ラブプラス ラブプラス+
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